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プラスする心理

私は癌の患者さんを診ることが多いのですが、
大きな病気であればあるほどみなさんに共通するのは、
「○○サプリと○○サプリを摂っている」
「○○が足りないからこれを食べている」
「パワーをつけたいから○○を身体に入れる」 などなど
何かの物質をプラスすること(足し算すること)を
次々とされている方が多くいらっしゃいます。

これは、癌の患者さんじゃなくても、一般的にも言えることだと思いますが、
○○に良いからとある特定の食べ物を集中的に食べたり、
サプリを色々とったりする方がとても多いです。

マクロビオティックのお教室でもしかり、、、

「マクロの食事をすると○○が足りないので、補うのに△△を食べています」
とか、
よくあるというか、一番聞かれるのが
「お肉を食べなくなったらたんぱく質が不足するので、何を食べるといいですか?」
という「何を足したらいいのか」という質問です。

これが足りないから、これを足す、これも足りなくなるからまたこれも足そう…
と、次々物質を足していきエンドレス・・・です。

これには身体に何かをプラスすることで、
自分の身体に良いものを入れているという
満足感と安心感を得たい気持ちが働いているように感じます。
それにお金があればプラスするのって楽で簡単です。
安易な方へ行ってしまう心理が働いてしまうんですね。


でも、本当に、例えば今何らかの病気や症状を持っている状態に
どんどんプラスしていくだけでいいのでしょうか?

現代の人は身体にいらないもの、身体にとって良くないものが
溜まって蓄積している方が多いと言われています。
小さいときから、ファーストフード、添加物、農薬がたくさんのものなどなど
昔の人と比べて、その摂取量は大きく違います。

この身体への蓄積がさまざまな病気や症状の原因となり、
何かの誘因(ストレスなど)で病気として発生となります。
排出には段階があります。
正常な排出から異常な排出、
排出されないものが蓄積されやがて腫瘍へと変化する…
滞り溜まってしまったことで病気になると考えられています。

さまざまな伝統医学では
排出することすなわちデトックスすることが大切と説いていますし、
ドクターでもそういうことをおっしゃる方が増えてきました。

症状がある状態にプラス(足し算)ではなく引き算する・・

例えば、食べるものをシンプルにする、断食など、
方法はいろいろあります。
靴下の重ね履きも排出する手段の一つですね。
玄米もデトックスの効果があります。
運動をして汗をかくというのもデトックスです。
陰性のお手当てもいいですね!
身体にたまっている余分なものを出すことをしていくことで、
症状もなくなり、身体も心もどんどんクリアーになっていきます。

マクロビオティックは陰陽というものさしを使って
お食事のバランスをとっていきますが、
陰陽を使えば、足すことも引くこともできます。

「バランスをとりつつ、デトックスしていく」
ということがマクロビオティックでは可能です。

マクロビオティックでいう陰性のものは
外に出す(排出・デトックス)作用があります。
ただ、デトックスばかり考えて陰性のものを食べすぎないように。
デトックスすると身体が冷えるということもありますので、
デトックスする食材とは上手にお付き合いしていきたいですね。

プラスすることは簡単なのですが、
出すこと(デトックス)は大変です。
努力と頑張りが必要です。

私も緊急事態の時は、漢方を飲むこともありますし、
プラスすることが決して悪いこととは思いません。
時には必要な場合もあります。
それに、癌になった20年前、
身体に良いからと今では信じられないくらいまいたけばっかり食べたり、
サプリや健康食品をたくさんとったりしていた時代もあります。
それで、結局2年後、癌は転移し、身体に本当に必要なことって何なんだろう…
って、弱冠?22歳にして考え色々な気づきがあったわけです(笑)

ちょっとだけ発想の転換をし
楽して簡単が良いという時代の流れとは逆行してしまうかもしれませんが、
「自分の身体の為に努力してみること」
をしてみてください。

風の音治療院やorganic studio auraに来て下さるみなさんの
努力するためのお手伝いをさせていただると嬉しいです。
by studioaura | 2012-02-08 14:46 | 日々のこと

旧 organic studio aura のblogです。アメリカ在住6年目。札幌→ハワイ、テキサス、カリフォルニアそして今はニュージャージー&ニューヨークにて生息中。ナチュラルなもの、マクロビオティック(かなりゆるめ)、東洋医学が相変らず好き。ヘルシーと美を感じるものが好き。海の向こうで見る風景を綴ります。


by Aya_s
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